白内障｜診療内容｜大野眼科｜山梨県上野原市の眼科クリニック

白内障とは、眼の水晶体が濁ることにより起こる病気です。水晶体はカメラで例えると 「レンズ」に相当し、外からの光を集めてピントを合わせる役割を果たしています。水晶体の濁り方などによって、視界のかすみ・ぼやけ、光が眩しい、物が二重に見えるなど様々な症状が現れます。
白内障は手術により視力の回復が見込める病気です。手術では水晶体の濁りを取った後に、人工の水晶体「眼内レンズ」を挿入いたします。患者様と充分な相談の上、術後に快適な生活が送れるように、きめ細かく眼内レンズの種類と度数を決定します。

・視界がかすむ・ぼやける
・光が眩しい
・物が二重に見える
・暗い場所で見えづらい
・視力が落ちる　など

人によって様々な症状が現れますが、基本的に初期の段階ではほとんどの場合自覚症状がありません。症状が出ている場合には、かなり進行している可能性が高いため、すぐに受診されることをおすすめします。

・加齢
・糖尿病
・アトピー性皮膚炎
・目のケガ
・薬の副作用　など

白内障の原因の90％以上は「加齢」です。誰でも年をとると水晶体は濁っていきますので、白内障は老化現象の一種ともいえます。歳と共に眼に老廃物が蓄積したり、晶体の内部が酸化・糖化したりすることで白内障になるといわれています。加齢を原因とする白内障は、ゆっくりと進行します。ぜひ50歳以上の方は定期的に検査をお受けください。
また、その他には糖尿病、アトピー性皮膚炎、目のケガなどが白内障の原因となることもあります。

白内障の治療には薬物療法と手術があり、病気の進行によって治療方針は変わります。まずは、視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査など、適切な検査を行った上で、患者様と相談して決定します。

・薬物療法
仕事や私生活に支障がない初期の段階では、点眼薬や飲み薬を用いた治療を行います。ただし、薬物療法では水晶体の濁りを取ることはできませんので、あくまで、白内障の進行を抑制するのが目的となります。

・白内障手術
白内障による見えにくさ、視力低下によって日常生活に支障が見られる場合は手術を行います。水晶体の濁りを取った後に、人工の水晶体「眼内レンズ」を挿入いたします。
白内障手術は、成功率が95％以上といわれる安全性の高い手術であり、日帰りで手術ができます。手術に関するご希望や不安がございましたら、いつでもお気軽にご相談・ご連絡ください。

患者様によって状態が違いますので、まずは受診いただくことをおすすめします。
早期手術の必要がない場合ですと、一般的には0.5以下の視力になったら手術するべきだといわれています。

眼の中に入れる人工の水晶体「眼内レンズ」の種類により費用が変わります。医師にご相談ください。